■TR多条ネジ®

商標登録済 登録番号6180563

究極のゆるみ止め

ピッチの違うネジを同時形成したボルトネジです。転造加工による量産品としては、世界で初めてリングゲージによるネジ検査基準(通り・止まり)をクリアしています。異なるピッチのナットを締めることによって、究極のゆるみ止めを実現しました。

 

■特 徴

01. NAS振動試験で17分緩まなかった!

ゆるみ止めはダブルナットで十分ですか?市販品の比較試験では、わずか2分44秒の振動でゆるんでしまいました。TR多条ネジボルトは同じ条件で17分(振動30000回)を耐え、上ナットは締め付けトルクよりも戻しトルクが上回っていました。つまり!振動によってゆるむどころかさらに締まっていくことが証明されています!

02. 市販の一般ナットを使用できる!

特殊なボルトには特殊なナットが必要だとお考えですか?TR多条ネジボルトは、構造上特別なナットを必要としません!適合するピッチであれば完全にゆるみ止め性能を発揮いたします!

03. 転造による量産が可能!

特殊な構造だから工程が複雑だと思われますか?フォームド加工で培ったノウハウにより、一般ネジと同じ工程で製造可能です!もちろん、一般ネジと同様のリングゲージによる管理も可能です!

■原 理

一つのボルトにピッチの異なる2つのネジ山を持っています。従って、同じ回転数のとき、軸方向の移動距離が異なる2種類のナットを同軸上に配置することが可能です。  ダブルナットで固定する際、下側にピッチの大きいナット、上側にピッチの小さいナットを使用します。振動によってナットがゆるむ方向に回転しようとするとき、ピッチの大きいナットはピッチの小さいナットよりも軸方向に大きく移動しようとするので、上下のナットの間に面圧が発生し、お互いの動きを阻害します。  即ち、ナットをゆるめるはずの振動が、逆にナット同士の摩擦力を大きくすることになります。  この原理によってTR多条ネジボルトは極めてゆるみにくい特性を発揮しています。

 

■試験結果

JQAによるTR多条ネジボルトNAS(アメリカ航空宇宙規格)振動試験評価結果

ボルト 締め付けトルク
(N・m)
結果 戻しトルク
(N・m)
下ナット 上ナット 下ナット 上ナット
 市販ボルト 25 20  2分44秒で緩んだ - -
35 25  2分33秒で緩んだ - -
70 40  1分39秒で緩んだ - -
120 80  1分27秒で緩んだ - -
 TR多条ネジボルト 25 20  17分緩まなかった 18.9 22.6
35 25  17分緩まなかった 24.6 36.8

JQRが弛まないと判断する17分をクリアしています。

市販のボルトが120N・mプラス80N・mで締め付けても1分27秒でゆるんだのに対し、TR多条ネジボルトは僅か25N・mプラス20N・mで、17分緩みませんでした。  これは、市販のボルトをいくら締め付けても得られないゆるみ止め効果TR多条ネジボルトは僅かな力で発揮したことを明快に示しています。  さらに振動試験後のナットを緩めるのに必要な力を測定したところ、上ナットは締め付け時よりも強い力で戻さなければゆるめることができませんでした。  つまり、振動によってゆるむどころかナット同士がさらに噛み合い、ゆるまなくなることを示しています。  このように、TR多条ネジボルトの非常に優れたゆるみ止め効果はデータで裏付けられた確実な性能なのです。